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たかがVISAされどVISA

はじめまして、VISA SERVICESのIkuko Killalea(いくこ キラリー)です。そして、隣にいるのは、パートナーのRichard Killalea(リチャード キラリー)です。私達は、このオーストラリアという国に、何らかの形で滞在したいという方々のVISA取得のお手伝いをする仕事をしています。

この国に滞在する為には、基本的には2通りの方法があります。一つは、「この国のCITIZEN(国民)であること(になること)」、そして、もう一つは、「この国に滞在する為の目的に合ったVISAを取得していること」です。

その違いを、分かりやすく例を挙げて説明します。私のパートナーのRichardは、オーストラリアで生まれ育った「CITIZEN」です。オーストラリアで生活をするために、VISAを取得する必要はありません。反対に、日本に滞在したいと決意してしまったら、日本に滞在する為の目的に合ったVISAを取得しなければ、日本に滞在することはできません。私は、二重国籍を許していない日本の国籍を有している、れっきとした日本人です。なので、日本で生活するためのVISAを取得する必要はありません。しかし、日本人でありながら、オーストラリアで生活しようと決意してしまったため、VISAを取得する必要性が生じることになってしまいました。現時点では、日本国籍を失いたくはありませんので、「CITIZEN」ではなくVISAを保持することで、この国に滞在しています。

現在は、VISA取得を希望される方々のお手伝いをしている私ですが、そんな私も、同じように、申請書を作成し、健康診断も受け、提出資料も準備し、認定コピーのサイン(それ自体は無料)を貰うために、大変な思いをしてJP(Justice of Peaceと言って、ボランティアで、コピーの認定サインをしてくれる人達)を探し(お願いするコピーの数がかなり多くて、申し訳なく思ってしまった私は、お願いしたJPの人が営んでいたお店で、$50の傘を買ってしまい、後からつくづく日本人だなと思ってしまったのを覚えています)、ドキドキしながら移民局に申請をした経験があります。そして、晴れてVISAを取得したからこそ、この国に滞在することが許されているのです。

このオーストラリアで、何気なく、道を歩いていて、すれ違った「日本語で話している若い女性二人」も、学生VISAでしょうか?、ワーキングホリデーVISAでしょうか?それともツーリストVISAでしょうか?いずれにしても必ず何らかのVISAを取得しているはずです。日本人レストランで、「隣の席で楽しそうに食事をしている日本人の家族」、ビジネスVISAでしょうか?永住VISAでしょうか?やはり何らかのVISAを取得しているからこそ、そのレストランで食事をすることができるのです。

今現在、オーストラリアに滞在されている方は、どの様なVISAをお持ちですか?それぞれのVISA一つ一つに、取得した人にとっての、「申請準備、申請、取得」までの手間と思いが込められているのではないでしょうか(ツーリストVISAはないかもしれませんが、、、)。そして、VISAとは、大手を振ってオーストラリアに滞在することのできる「切符」の様なものではないかと、私は思っています。もう一度、そのVISAを取得されたときのことを思い出してみてください。どんなVISAであれ、取得されたときは、とてもハッピーな思いをされたのではないでしょうか(再度、ツーリストVISAは無いかもしれませんが、、、)?

そして、現在、日本で生活されていて、オーストラリアでの生活を夢見ていらっしゃる方々。きっとどんな方にも、可能性はあります。あきらめずに、希望を持ってチャレンジしてください。まずは、どんな目的を持ってオーストラリアに滞在をしたいかを決定してみてください。それさえ決まれば、あとは、(気楽に)専門家に相談してみましょう。必ず道は開けます。

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